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ヴェネツィアのアクアアルタは水がひいた後も大変です。

アクアアルタは水が引いた後も大変?記事画像 ベネチア観光
この記事は約4分で読めます。
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先日、ヴェネツィアのアクアアルタに関する記事を書きました。

この記事の中で市民生活への影響についてふれましたが、アクアアルタが去ったあとでも、市民生活へは打撃があります

今年2019年のアクアアルタは近年稀にみる高さだったため、被害も甚大でした。
そのため通常の潮位に戻った今でも、日常生活に戻るには時間がかかりそうです。

ヴェネツィアの多くの住人は2階以上に住んでいます。
そのため床上浸水はまぬがれることが多いのですが、それでも避けられない影響について記事にしたいと思います。

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アクアアルタの影響で、営業停止になる店

もっとも不便なのが、行きつけの食料品店やスーパーが開店しないことです。

営業停止になる理由

開店しない理由は、浸水で電気系統が故障してしまったり、掃除が終わっていなかったりと様々です。

低い位置に置いてある冷蔵庫や冷凍庫が故障する例は多いです。
下の写真は、ジェラテリア(アイスクリーム屋さん)ですが、アイスクリームボックスの中がからになっています。修理中の模様・・・

アクアアルタの被害を受けたジェラテリア

また、今回2019年のアクアアルタのように、一週間近く毎日のように水が高くなると、仕入れにも影響があります

ようやく水がひいたので出かけると店が閉まっている

管理人はアクアアルタの間、なるべく外出は控え保存食品を食べてしのいでいました。
いざ水がひいて買い物に出かけると、店が閉まっていてショック・・・。

「そういえば去年もこうだった!」と店の前で思い出しました・・・去年のことをすっかり忘れていました。

ひらいているスーパーも生鮮食品を置いていない

リアルト界隈はアクアアルタの影響が大きかった場所ですが、外資系のスーパーDeSparはひらいていました。

しかし冷蔵庫や冷凍庫が故障しているため、生鮮食品を売っていません
アクアアルタの前に仕入れたと思われるわずかばかりの野菜と、あとは缶詰、ビスケット、パスタ、調味料、酒類などが置いてありました。

下  の写真は、ふだんはヨーグルトや牛乳、卵などの並んでいる冷蔵コーナーですが、電気も消えて見事に空っぽです。

ひらいているスーパーも生鮮食品を置いていない

アクアアルタの間、家の棚に残っていたツナ缶を食べていたのに、スーパーに行ってまた魚の缶詰を買ってくる気分と言ったら・・・悲しすぎます。

こうした事態を避けるためには

  • アクアアルタの予報によく注意して、アクアアルタ発生中の日でも引き潮の時間帯に食料品を買っておく
  • 日ごろから、少し高いところに建っている店を覚えておく。

といった対策が有効だと思います。

去年に引き続き被害の大きなアクアアルタは2回目なんだから覚えとけよ自分って話ですが・・・もうブログに書いたから忘れないぞ!

リアルト界隈で、冷蔵庫故障をまぬがれたCoop

たとえばリアルト界隈のCoopだと、カンポ・サンタ・マリーナのCoopは閉まっていたけど、店の入り口の前に階段が3段ぐらいある、カンポ・サンティ・アポストリ近くのCoopでは冷蔵の棚も無事でした

ヴェネツィア、スーパーの情報

地中のインフラが被害を受けることもある

管理人の知人の家の前に埋まっているガス管が、アクアアルタの影響で損傷を受けたそうです。
帰宅したら、エントランスにガス漏れのにおいが充満していて気付いたという怖い話。

危険なだけでなく、ガス管の修理が終わるまで、お湯が出ないからシャワーも浴びられない、料理をするにもガスの火がつかないという事態に・・・さらにイタリアの暖房はセントラルヒーティングのガス暖房なので、暖房もつかないそうです。

出勤しても通常業務に戻れない

住人は2階以上に暮らしていても、観光客のためのほとんどの店舗が地上階に入っているため、浸水被害を受けてしまいます。
そのため水がひいて出勤しても、まずは掃除から始めなければならず、なかなか通常業務に戻れません。

出勤しても通常業務に戻れない

上  の写真の店舗は、いつもは洒落た服を並べているファッショナブルなお店なのですが、アクアアルタの翌日は掃除に徹していました。

電気のない不便な時代の方が、被害が少なかったかも!?

2019年のアクアアルタでは亡くなった方もいらっしゃいました。
原因は感電死でした・・・。
ふだんは我々の生活をとても便利にしてくれる電気も、浸水被害のときには脅威になります。

近年、温暖化や地盤沈下により被害の頻度が高くなっているとはいえ、アクアアルタは何百年も昔から発生しています。
でも昔の食料品店には冷蔵庫も冷凍庫もなかったでしょう。
またガス管が損傷するという事故もあり得ません。
昔と比べ現代の生活様式では、アクアアルタの被害はより大きくなってしまうんだなあと思いました。

ヴェネツィアの住民の多くが、2階以上に住んでいると書きましたが、洗濯機は1階に置いていることが多いです。
そのためか、ゴミ捨て場にはいくつも洗濯機が捨てられていました・・・。

ゴミ捨て場の電化製品

 奥には冷蔵庫も見えます。

アクアアルタ対策のまとめ

最後に、事故を防ぐのはもちろんのこと、アクアアルタが去ったあとになるべく早く通常の生活に戻れるためにできる対策をまとめました。

  • 水が来る前に、できるだけ電気製品を移動させる
  • 浸水中はもちろんのこと、濡れた電気製品を使わない
  • 潮位情報に注意して安全を確保した上で、アクアアルタ期間の初期に食料品を買っておく
  • 日ごろから潮位が高くなっても買い物できる店を把握しておく
  • ガス漏れにも注意。おかしいなと思ったら火は使わない。

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