会社を退職して留学したいけど、家族やパートナーに反対されている…
確かに今の職場にそこまで不満があるわけじゃないけど、やりがいもあまりないんだよね。。。
・・・という社会人の方に向けて、
- 退職して留学すると後悔する可能性の大きい3つのタイプ
- 退職して留学しても後悔しない方法
- 留学前から、帰国後のキャリアプランを考えておこう
をお届けしたいと思います。
管理人は一部上場企業の正社員を退職して留学しました。
両親からは退職することを残念がられ、友人たちには驚かれましたが、不安を乗り越えて留学して正解だったと思っています。
この記事では管理人自身の経験や、語学学校で出会った社会人留学中の友人たちとの会話から得た知識をまとめました。
- 自分は退職して留学しても後悔しないタイプか判断できる
- 後悔しない留学を実現できる
- 帰国後の不安を軽減できる
退職して留学すると後悔する可能性が高い3つのタイプ
まず最初に、「こういうタイプは退職して留学するのはおすすめしない」というのを書きます。
管理人自身の考えは、留学したほうがいいよ!というポジティブなものですが、それを全員に勧めるのは無責任だと思うので。
失うものが大きすぎるなら退職留学はおすすめしない
今すでに人生の果実(!)を手にしている方には、退職しての留学はあまりおすすめできません。
人生の果実ってなんぞやって話ですが…例えば、
- 現在の職種、収入、地位に満足している
- 仕事を通して社会貢献もしくは自己実現していると感じる
- 家庭を持っている、パートナーとの間に子供がいる
- 離れたくないほど仲のいい家族(親兄弟)もしくはパートナーがいる
こんな感じです。
なぜなら、
- 留学先で就職するにしても、帰国後再就職するにしても、現在を越える満足度の仕事につける保証はない
- 人生において、近しい人との人間関係がうまくいっていること、また彼らと過ごす時間はかけがえのないものだから
という理由です。
留学してよかったと思っている管理人でも、両親と過ごす時間を犠牲にしている自覚はあります。
彼らが100歳になっても一緒に旅行できるほど元気なら、なにも気に病むことはないけれど、現実的に考えてそうはいかないでしょうから・・・。
親しい人に反対されて諦められるなら、留学しないほうがいい
家族やパートナーが留学に反対するのは、あなたを大切に思っているからこそ――つまり心配してくれているのです。
ですから彼らにはしっかり感謝した上で、彼らの不安を取り除けるように、留学の目的を理論的に説明し、しっかりと準備をしましょう。
でももし親しい人々に留学することを反対されて、すんなり諦めることができる程度の情熱なら、留学しないほうがよいかも知れません・・・。
なぜなら留学生活には――音楽院など国立の学校への正規留学の場合はすでに準備の段階から、時間と労力と根気が必要だからです。
何を言われても諦められない!ぐらいの熱意がないと、乗り切るのは難しいと思います。
イタリアで出会う日本人の多くが、国際結婚をしてミックスのお子さんがいらっしゃる日本人妻の方です。
その方々の多くが「何度日本に帰ろうと思ったことか」と話すほど、祖国を離れての海外生活にはストレスがつきものです。
それでも国際結婚をされた方々は、子供と過ごしたい一心で乗り越えていらっしゃいます。
社会人の自費留学の場合は、留学生活が苦しくなったとき、残るも帰るも本人の意思次第ですので、強い意志がないと途中で帰国してしまうことになりかねません。
人生の重大な選択を人に相談して決めようとする人
最後は、退職して留学するかどうかという人生の重要な選択を、周囲もしくはネット上の誰かに相談して決めようとするタイプの方には、海外生活は向かないという話です。
留学を始めたばかりのころはもっとも悩みごとの多い時期です。
このころはまだ言葉も堪能ではなく、日本語の通じない現地の友人に相談事をするのは難しいです。
日本人の多い土地に留学した場合は、日本人と知り合うことができますが、日本人同士で固まっていては留学の意味がありません。
また日本人は、中国人留学生たちと違ってあまり群れるタイプではないので、鬱陶しがられてしまいます。
それで日本にいる友人や家族にSkypeしまくったりしていては、ホームシックにまっしぐらですので、日本にいて頼れる友人や家族に囲まれて生活していたほうが幸せです。
参考記事 留学でホームシックにならない人の5つの特徴と、ホームシックにならないための10個の対策
退職して留学しても後悔しない方法
留学先で語学以外の技能を身に付ける
留学先で、語学力以外にアピールできる技術や能力を身に付けてから日本に帰りましょう。
現在ではたくさんの学生や社会人が留学しています。
留学経験自体はめずらしいことではなくなりました。
英語が話せる、中国語会話ができる、イタリア語が分かる、だけでは帰国後のキャリアが不安になるのも当然かも知れません。
ですので、語学力プラス何かの技能や資格を身に付ける留学にしましょう。
目的を明確にして留学しよう
退職して留学しても後悔しないためには、
- 留学する目的を明確にする
- 留学先で身に着ける技術や技能、資格を明確にする
- 留学生活で手に入るであろうものが、なぜ自分の人生に必要なのか明確にする
ということが必要です。
強い決意を伴うなら「とにかく海外生活を楽しむ!」という目的でも構いません。
退職というリスクと天秤にかけた上で「楽しむ」ということを目標に掲げるということは、帰国後就職活動が難航しても「いやいや、しっかり楽しんだんだ。後悔はない」と言い切れるぐらい強い目的意識を持つということです。
学生時代の留学より、社会人留学のほうが得られるものが大きい理由
学生時代の留学と違って、それなりのリスクを引き受けて留学する分、社会人留学のほうがしっかりとした意志をもって海外生活を送れます。
また職業経験を積む中で、どんな能力が社会で求められるのかも分かっているので、留学中に意識的に自分の能力を高められます。
こうした利点を生かして留学生活を送れば、帰国後の後悔する必要はないでしょう。
関連記事 『社会人から音楽留学して良かった10個の点を挙げてみる』
退職して留学する前に帰国後のキャリアプランを考える
退職する前に、留学から帰国したらどんな仕事をするつもりなのか考えておきましょう。
なぜなら帰国後のキャリアプランを考えることで、留学中にどのような技能を身に付けるべきか、留学の目的や留学中の目標は何か、といった答えが見えてくるからです。
留学帰国後の正社員採用は厳しい?
留学から帰ってくると職歴にはブランクがあいてしまいます。
世間一般では、既卒やフリーターからの就職と同様、留学帰国者の正社員採用は厳しいと言われています。
しかし実際には、既卒・フリーターからの正社員就職を多数実現しているネオキャリア第二新卒エージェントneoのような転職エージェントもあります。
ネオキャリア第二新卒エージェントneoは無料で1人あたり平均8時間、就職に向けた手厚いサポートを受けられます。
留学帰国後の再就職も若いほうが有利?
転職市場では大学卒業後3年程度の若い世代が有利だと言われています。
留学帰国者も、若いほうが就職に有利なのでしょうか?
残念ながら、20代のほうが就職に有利という事実は留学帰国者にもあてはまります。
現在まだ20代の方は、留学を迷っているうちに年を食ってはもったいない、早めに考えて決断して行動することをおすすめします。
すでに30代の方は、留学中に年齢をくつがえすスキルを身に付けてから帰国しましょう。
もしくは会社に就職しなくてもフリーで生きていけるスキルを身に付けるという方法もあります。
転職に必要なスキルを身に付けるために留学する
「退職して留学したら、後悔しないだろうか?」と考えているなら、留学を転職に必要なスキルを身に付ける機会にすることをおすすめします。
たとえばWeekly IT CAMP
(ウィークリーITキャンプ)は、人気の観光地ダナン(ベトナムの美しいビーチリゾート)で、ITスキルを身に付けられる留学です。
プログラミングを学ぶエンジニアコースと、Webデザインを学ぶコースに分かれています。
興味のある方は公式サイトから、無料のオンライン説明会に申し込んでみましょう。
公式サイト Weekly IT CAMP
退職留学は後悔しない! まとめと追記
というわけで、退職して留学したら後悔するんじゃないかと迷っている人に向けて、
- こういうタイプは後悔するかも
(留学して失うものが大きすぎる人 / 留学したいという意志が強く固まっていない人 / 人に相談して物事を決めたい人) - 退職して留学しても後悔しない方法
(明確な目的を決めてから留学すること / 留学先で語学以外のスキルを身に付けること) - 帰国後のキャリアプランを考えておこう
をお送りしてきました。
最後に、管理人の周りで留学を終えて日本に帰って行った友人たちの話ですが、皆さん意外なほど早く仕事をみつけていらっしゃいます。
東京近郊だけでなく地方都市でも就職されています。
この記事を読んで下さった方も有意義な留学をして帰国後、天職に出会えることを願っています。
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