学生時代にできなかった海外留学。
社会人になってお金を貯めた今だからこそ、留学したい!
でも親には不安がられるし、同期にはマジ!?っ驚かれたし……誰かに背中を押してほしい!
こんな悩みを抱えている方のために、10年間の会社勤めで貯めた資金を使って、イタリアに音楽留学している筆者が5つのメッセージを送ります。
筆者自身、こういった思考でネガティブな考えを退け、留学に踏み切りました。
この記事を読んで留学への一歩を踏み出そう!
退職して留学したい社会人の背中を押す5つの言葉
一番若いのは、今
「もう30代だし今更留学・・・現地の大学生は一回り下だよ!」と思っているそこのあなた、筆者も30代になってから留学しました。
確かに音楽院の学生たちはみんな自分より若いですが、経験を積んできてメンタルが安定しているからこそ、困難なことでも学びに変えて冷静に対処していくことが出来ます。
また語学学校に通ったこともありますが、ヴェネツィアという土地柄からか、リゾート留学気分のドイツ人やオーストリア人の年配の方もかなりいらっしゃいました。
今、留学したいと思ったなら、それが今のあなたに必要だから
悩んで行動を迷っていても時間は過ぎていくばかり――来年にはまた一つ歳をとって行動しない言い訳が増えていきます。少なくとも今日が一番若い日なのですから、年齢を理由にするなら今こそ行動しましょう。
実際は、イタリアは日本と比べ生涯学習への意識が強いようで、筆者が留学している音楽院には60歳近い方まで在籍して学んでいます。
関連記事 イタリアの国立音楽院に年齢制限はあるの?【ヴェネツィア音楽院では小学生から60代まで学んでいる】
全部の信号が青になるまで待っていては出発できない
日本にいたころ読んだ本に、
「車で東京から埼玉に行くのに、すべての信号が青になるまで待っているだろうか? そんなことをしていたら一生埼玉に到着しない。目の前の信号が青になったらとりあえずアクセルを踏もう」
という言葉が載っていました(アメリカの著者の本なので実際は北米の地名でしたが忘れました)。
留学してからのことをあれこれ心配していても始まりません。
未来の問題には未来のあなたが対処します。
とにかく今は、できることから始めましょう。
現地で生活してみると、多くの心配は杞憂だったと気付きます。
留学前、イギリス留学経験のある声楽の先生から、
「そこで暮らしている人がいるんだから、そんなにあれこれ心配しなくても大丈夫」
と言われたことがありますが、その通りでした。
欲求は時間と共に消えていくが、後悔は残る
今行動しなければ、留学したいという欲求は時間と共にしぼんでいくと思います。
数年後には、留学への情熱やバイタリティーが半減しているでしょう。
でも、やらなかった後悔は残るんです。
筆者はそのことを小学生の時に学びました。
20年以上経った今でも、あのとき好きでもない運動部に入って、興味のあるクラブを選ばなかったことを残念に思っています。
もう今は絵を描く趣味もなくなりました。
だからこそ、情熱のあるときに体験しておけばよかったと思っています。
今は何かに情熱を持ったら、迷わず突っ込んでいくことにしています。
人生の喜びの一つは成長していくこと
「人はなんのために生まれてきたのか?」という哲学的問いへの答えは、一人一人微妙に違うでしょう。
でも新しいことを学んで成長していくことは、きっと誰にとっても人生の喜びだと思います。
「新しいこと」は何も学問や技術だけではありません。
困難なことに本気で立ち向かっているとき、人は成長できます。
でも好きでもないこと、情熱のないことに本気で取り組むことは難しいです。
だからこそ、退職して留学という、わざわざ困難なことをやってみたいと望んだら、それは人間的に大きく成長するチャンスになります。
生物も社会もつねに変化するのが世の常
最後に、今の会社でいつまで安定して働けるか分からないという話をさせていただきます。
同じ会社に所属し続けていても、大きな変革にさらされるかもしれません。
望まない変化を強いられるぐらいなら、自分から望む方向へ変わっていったほうが良くはありませんか?
天災で大企業が打撃をこうむることもある
筆者の友人は大学院を卒業して新卒で東京電力に入社しましたが、入社3年目に東日本大震災が起こり、東京電力は国庫補助がなければ破綻する事態に・・・。
筆者もまだ入社5年目で社会人経験が浅い頃でしたが、大企業に入ったから安心なんてことはないんだなと学びました。
生きることは変化していくこと
スケールの大きい話になりますが、地球の気温は寒冷期と温暖期を繰り返しているとか、宇宙は膨張を続けているとかいう話を聞いたことがあると思います。
生き物は皆成長しやがて死んでいくし、その中で地球の環境にあわせて変化していきます。
人間が作り出す社会も、過去と似ていることはあっても決して同じ繰り返しはありません。
生きている以上、変化は避けられないのです。
それなら、望む変化を起こしましょう。
自分が良いと思える方向に変わっていきましょう。
社会人から退職して留学したこと後悔してない?
もっと早く留学すればよかったと後悔している
後悔しているといえば、「もっと早く留学すればよかった!」と後悔しています。
もし今、留学を迷っている過去の自分に会ったら、「早く決断して留学しろ!」と言いたいです。
10年間も会社勤めをしていたのは実は「留学資金を貯める」を言い訳にして退職を先延ばしにしていたと思うので。
筆者が社会人を辞めて留学した理由
筆者の場合は音楽留学ですので、
- バロック声楽、チェンバロ、通奏低音の個人レッスンを受けたい
(日本で正社員で働きながら、これら3つの習い事をするのは不可能に近かったです) - 言葉のニュアンスを肌で感じられるように、イタリア語を使って生活したい
- もう一度大学生活を送って、今度こそ自分の情熱を傾けられる分野で卒論を書きたい
(1回目の大学生活が、学部選択・卒論内容において不完全燃焼になったのは、すべて自分の責任です)
という目的でイタリアに来ました。
毎日の生活にも、音楽院の授業にも大変満足していますし、実際に留学生活を送ってみたら、日本にいたころは想像しなかった良い部分がたくさんありました。
関連記事 『社会人から音楽留学して良かった10個の点を挙げてみる』
留学のために退職したい社会人へ送る言葉のまとめ
今回は、筆者が留学を決意するために使った”思想的根拠”を5つ紹介しました。
- 一番若いのは今
- 目の前の信号が青になったら出発しよう
- やらなかった後悔は消えない
- 成長は人生の喜び
- 変化は自然の理(ことわり)
行動を起こして現実を動かしていこう
この記事を読み終わったらページを閉じるのではなく、何か行動を起こしてみましょう!
筆者の場合は、イタリア文化会館が主催している「イタリア留学フェア」に参加したところから留学への第一歩がはじまりました。
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