3ヶ月以上の長期留学をする場合イタリアに着いたら最初にすること

長期留学
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3ヶ月以上の長期留学――つまりビザが必要な留学をする場合に、イタリア到着から8日以内にしなければならないと法律で決められていることがあります。
滞在許可証(ペルメッソ・ディ・ソッジョルノ)の申請です。

イタリアに着いたら早めに郵便局へ行きましょう。
また、必要書類は日本でコピーを取っておくと便利です
顔写真(パスポート申請と同じサイズ)も用意しておきましょう

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滞在許可証(ペルメッソ・ディ・ソッジョルノ)とは?

滞在許可証(ペルメッソ・ディ・ソッジョルノ)ってなに?
日本で面倒な思いをしてビザを取得したのに、また別の書類が必要なの? と思うかもしれません。

ビザは、日本にあるイタリア大使館が「大使館の見解としては、この人物は本国にとって安全ですよ」と保証するものなので、入国のタイミングで効力を発揮します

一方、滞在許可証(ペルメッソ・ディ・ソッジョルノ)は名前の通り、イタリアに着いてから滞在を許可してもらう証明です。

日本に就学や就労のために長期滞在している外国人も、ビザ在留カードの両方を持っています。

8日以内に申請しなければならない!?

規定では8日以内となっていますが、少し遅れただけで受理されないとか、罰則を受けるということはありません。
ですがあとで述べるように、スムーズに申請書類を手に入れられないこともありますので、できる限り早めに動きましょう

8日以内に申請するには、出発前に日本で書類を準備しておくことが不可欠です。
なぜならイタリアに着いた当初は、どこで書類をコピーできるのか、どこで証明写真を撮れるのかなど情報を得るにも一苦労だからです。

2年目に更新手続きをするころには、「あそこのコピー屋さんが学割使えて安いよ」などと学生の間の情報にも通じているし、クエストゥーラに証明写真機があるから大丈夫、など状況も分かってくるでしょう。


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申請の手順(就学目的の場合)

その1、出発前に日本で準備しておく書類

  • パスポートのコピー
    WEB上では「全ページ必要」という話も見かけるが、ヴェネツィアでは、1年目は顔写真のページビザのページ、2年目以降は顔写真のページしか要求されない。
  • 保険証書のコピー
    ビザ取得のために留学保険に加入したはずです。
    留学保険に加入すれば英語のものを入手できますのでこれをコピー。
    2年目からは現地で保険に加入しましょう
  • 学校証明書のコピー
    語学学校や音楽院で発行してもらう証明書です。
    これも1年目はビザ取得時に入手しているはずです。
  • 住居証明
    学校証明があれば学生の場合は必要ないとも聞きますが、ヴェネツィアでの2017年の更新時には求められました。
  • 証明写真
    パスポートサイズで、背景が白色のものです。
    顔のサイズについてはパスポート申請時のような厳密さは求められませんが、背景色だけは必ず守りましょう
    ヴェネツィアでの必要枚数は、2016年申請時と2017年更新時は3枚、2018年更新時は1枚でした。

その2、郵便局でKIT(キット)と呼ばれる申請書類を入手する。

これがまた、小さい郵便局だと置いていないのです。
「どこにありますか?」と訊くと「おそらくは・・・」と教えてくれますが、新学期(秋)は教えられた大きな郵便局に行っても「今ちょうど切れてるの」などと言われます。

こうした理由で、早めに動かないとならんのです・・・。

その3、タバッキで収入印紙(マルカ・ダ・ボッロ)を購入

タバッキ(tabacchi)、タバッケリア(tabaccheria)とはタバコ屋さんのことですが、イタリアでは食品の置いていないコンビニのような機能を果たしています。
要冷蔵ではない菓子類や、飲み物ぐらいなら置いています。

郵便局まで行く道すがら青い「T」のマークを探しましょう。
バスの切符や収入印紙、ヴェネツィアだとおみやげまで売っているキオスクのような店がみつかるはずです。

収入印紙(Marca da bollo)には複数の値段設定がありますので、「いくらのが欲しいの?」と訊かれます。
2016~2018年申請時は16ユーロでした。
KITに同封されている長~いイタリア語の説明書類に書いてありますので、金額の変更がないか確認するため、Marca da bollo(マルカ・ダ・ボッロ)の文字を探しましょう。

購入した収入印紙はシール状になっています。
台紙からはがさずに郵便局に持っていきましょう。

その4、家に帰って書類に記入

学生の場合、記入すべき用紙は「Modullo 1」と振込用紙のみです。

記入方法はこちらのサイト→「滞在許可書申請用紙の記入見本」を参考に書きましょう。
ちなみにこの例の中で、35,36番は正しくは「JPN」なので気を付けて!
管理人は毎年引っ掛かってます・・・

記入したら、来年の申請のために写真に撮って保存しておくことがおすすめです
毎年上記のサイトを探さないで済むようになります。
管理人は撮った写真をフォルダから探すのが面倒で、また上記サイトのお世話になるのですが・・・

その5、ふたたび郵便局へ

滞在許可証申請書の郵送は、書類のチェックや支払いなど時間がかかるので、閉局間近に行くと追い返されます
閉局1時間前に行っても人が多く待たされて、結局「明日来い」と言われたことも。

「KIT」の封筒に入れるもの

  • 記入した「Modullo 1」と振込用紙
  • 日本でコピーした書類

封は閉じずに、16ユーロの収入印紙と共に窓口へ提出します。

支払い

  • 毎年変わる手数料(高い)=カード使用可
  • KIT郵送料=こちらは現金のみ

郵便局で受け取る書類

滞りなく進めば、以下3つのものが渡されます

  • 振込用紙の受領書
  • A6サイズのバーコード付きの領収書
  • A5サイズのクエストゥーラへの呼び出し状

この呼び出し状に、クエストゥーラへ出頭する日時が書いてあります
しかしヴェネツィアの場合は、この時間を無視して朝早く行っても大丈夫。
予約時間は関係ないようです。

またヴェネツィアの場合、11月初頭に申請して出頭日は3月上旬でした。

滞在許可証の申請中は、これらの書類がイタリア国内で滞在許可証のかわりを果たしてくれます

その6、クエストゥーラへ出頭

ヴェネツィアの場合は、朝一番乗りしても3時間ぐらい待つので、退屈しないように勉強するものをたくさん持っていきましょう。
まずは外に並ばなければいけないので、冬の場合は防寒対策もしっかりと!
(3月に入ってから季節外れの雪が降り、雪の中並んだことがあります)

持ち物

  • パスポート
  • コピーしてKITに入れた書類の原本
  • 郵便局から受け取った領収書等3枚
    クエストゥーラで回収されてもいいようにコピーを取っておくのが吉。
  • 証明写真

ヴェネツィア在住の場合はメストレのクエストゥーラへ

住所は「Via Aurelio Nicolodi, 21, 30175 Marghera, Venezia VE」、メストレ(本土側)まで行かなければなりません。
ピアッツァーレ・ローマから「6L」ラインの市バスに乗って15分ほど、Rinascita Beccaria(リナッシタ・ベッカリア)で降ります
バス停からは徒歩5分ほどで着きます。

ベネチアのクエストゥーラへの行き方

クエストゥーラへの行き方とバスの途中停車駅

↑左側がピアッツァーレ・ローマからクエストゥーラへの行き方、右側がバスの途中停車駅です。
イタリアのバスは、何も車内放送がなかったり、車内にバス停の表示が出なかったりすることが多いので、窓の外を見て各停留所の名前を見ていましょう。

その7、カード受取日がSMSで通知される→再びクエストゥーラへ

3月上旬に申請したものが届いたのは、2016年は5月上旬、2017年は7月上旬でした。
受け取った時点で有効期限が残り数か月というすごいシステム・・・
もはや翌年の更新が間近です。

申請者とは異なる番号札になるので申請時ほど待ちませんが、それでも2時間くらい覚悟しましょう(ヴェネツィアの場合)。

持ち物

  • パスポート
  • 郵便局から受け取った領収書等3枚(原本を回収されていたらコピー)

カード型滞在許可証の実物

イタリアの滞在許可証の実物写真

管理人が受け取ったペルメッソ・ディ・ソッジョルノ

毎年このようなカード型の滞在許可証が届きます。
半年ぐらいしか使わないのにもったいない・・・偽造防止なのか、写真の右上あたりにキラキラとしたホログラムが入っています。

滞在許可証申請と更新の注意点

  • 必要書類は街によって異なるので、最寄りの郵便局やクエストゥーラの指示に従おう。
  • 必要書類は担当者によっても異なる! 反論しても意味がないので従おう。
  • 支払い金額や証明写真の枚数、必要書類など毎年変化する。仕方ないのでクエストゥーラの言うことに従おう。

そして翌年の更新へ・・・

期限の2か月前からKITが郵送できるそうです。
有効期限が切れてから申請する人もいますが、本来は不法滞在になってしまうはずなので、なるべく期限前に申請しましょう。

これを読んでいるあなたは「期限前に申請するなんて当たり前じゃないか!」と思うでしょうが、イタリアに住んでいると次第にイタリアナイズされてきて、期限を守れないようになっていくんですよ・・・

とはいえ、学校証明がないと申請もできないので、まずは音楽院や大学のセグレテリアに行くところから、ですね。
この「在学証明」を取るにもまた収入印紙が必要になるはずなので「タバッキに行くところから」スタートでした。

イタリアの国民健康保険に加入する場合の手続きの順番

例)2019年11月1日~2020年10月31日の滞在許可証を申請する場合

  1. 2019年分の保険書類のコピーを添えて郵便局からKITを郵送
  2. 同時に2020年分の保険料を郵便局から振り込む
  3. 郵便局から受け取った滞在許可証更新を証明する3枚の書類と、保険料振込受領書、学校証明などの必要書類を持って、国民健康保険の申請に行く

イタリアの国民健康保険についてはほかの記事でまた詳しく書きます。

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