筆者は2016年から7年半、ヴェネツィアのシェアハウスで暮らしていました。
イタリア個人旅行を企画してるんだけど、ヴェネツィアには何日滞在したらいいかな?
今回はヴェネツィア在住の管理人が、両親や友人を観光案内した経験からこんな 疑問に答えます。
この記事を読めば後悔の残らないヴェネツィア滞在が叶うはず!
ヴェネツィアでなにができるか、なにをしたいかを把握して素敵な旅を楽しんでください。
CHECK! ヴェネツィア旅行に役立つ記事はほかにもたくさん! こちらのページにまとめています
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ヴェネツィア観光日数はどれぐらい必要?
当サイト管理人の意見はズバリ、
歩いて1時間でまわれる小さな島だと聞いたんだけど、3泊もする必要があるのかな?
――と思いますよね? 以下で理由を解説します。
小さな島なのに意外と観光に時間がかかる理由
- 街全体が世界遺産なので徒歩で回りたいから。
- 歩く以外の選択肢=ヴァポレット(水上バス)の速度はかなりゆっくり。
- 街のいたるところが心を打つ景色なので、立ち止まって写真撮影をしているとなかなか進めない。
- 道に迷う可能性が非常に大きい。
- ヴェネツィアの見どころは歴史的建造物や教会。じっくりと絵画を見ると時間がかかる。
- ヴェネツィア本島だけでなく離島めぐりもおすすめしたいから。
これらの理由から、ヴェネツィアに3泊するのが後悔なき滞在日数だと考えています。
管理人家族がヴェネツィア観光をした経験から一言
管理人の母は4泊したのに物足りなかったそうです。
その理由は近隣の街(ラヴェンナ)へも足をのばしたから。
ヴェネツィアだけなら3泊でまわれます。
またアパートに宿泊したので、リアルトの魚市場で買った魚介類でパエリアをつくりました。
自炊のできないホテルに泊まっていれば、もっと時間を圧縮できますね。
参考記事 ヴェネツィア観光モデルコース ~管理人家族が実際にまわってみた感想と改善点~
ヴェネツィア観光モデルコース3泊4日編
管理人が考えるおすすめの旅程をご紹介します。
ヴェネツィア1日目
午後の早い時間帯に、日本から飛行機でマルコ・ポーロ空港へ、もしくはイタリア国内のほかの街(たとえばフィレンツェなど)から電車でサンタ・ルチア駅に到着したと仮定します。
関連記事 マルコ・ポーロ空港からヴェネツィア市内へ船でアクセスする方法
ゴンドラ乗船
まずは憧れのゴンドラを体験!
水の上をゆったりと進むゴンドラに、旅の疲れも吹き飛びます。
教会めぐり
もしまだ教会があいている時間なら、無料で入れる教会を見てまわろう。
メインの観光地であるサンマルコ広場のまわりにも、みんなに開放されているけれど美しい教会がいくつもあります。
たとえばサン・ジュリアーノ教会。
2019年は修復中だったサン・モイゼ教会なども。
どちらもサンマルコ広場から歩いて5分とかからない距離にあるのが、地図から分かるはず。
でも教会は閉まる時間が早いので、日が出ているうちに観光する必要があります。
夏は日が長いので、「あれ!? もう教会閉まってる!」となるので注意。
リアルト橋の上から夜景をみる
初日のラストは、リアルト橋から眺める夜景で締めくくろう。
カナル・グランデ(大運河)の左右に散らばる街の灯りがとてもきれい。
ヴェネツィア滞在2日目
サンマルコ寺院とドゥカーレ宮殿を見学
2日目はいよいよメインディッシュ。
サンマルコ寺院とドゥカーレ宮殿の観光です。
もちろん3日目にもってきても構いません。
でも長蛇の列ができるので、朝早い時間に訪れるのがおすすめ。
カフェ・フローリアンでひとやすみ
歩き回って疲れたあとは、古いカフェの歴史を感じよう。
美しい音楽とおいしいコーヒーでひとやすみ。
午後はアカデミア橋を渡ってサルーテ教会へ
アカデミア橋は木造の美しい橋。
一見の価値ありです。
アカデミア橋をわたって、サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂を見学しましょう。
夕方はバーカロめぐり
レストランに入るのもいいけれど、チケッティと呼ばれる2ユーロ程度のおつまみを「あれと、それと……」と選べるバーカロも楽しいですよ。
人気のバーカロからは地元民があふれているので、すぐに分かるはず・・・
ヴェネツィア滞在3日目
朝一番にすべきことがもう一つあります。
リアルトの魚市場
様々な魚介類がところ狭しと並ぶ、ヴェネツィアの台所――リアルトの魚市場。
観光客だけでなく、地元民が普通に買い物に来るのでかなり込み合います。
朝8時頃だとまだまだすいているのでおすすめ。
10時ぐらいになると、混みます!
魚市場と同時に野菜と果物の市もたつので、ホテルに宿泊していて料理できない人も、果物を買ってヴェネツィアーニ気分を味わってみてください。
離島めぐり(トルチェッロ島とブラーノ島)
市場を散策したあとは朝のリアルト橋を渡って夜景との違いを楽しんだら、ヴァポレット乗り場「Fondamente Nove(フォンダメンテ・ノーヴェ)」に向かいましょう。
フォンダメンテ・ノーヴェから”ライン12”に50分ぐらい乗るとヴェネツィア発祥の島――トルチェッロ島に着きます。
トルチェッロ島を観たあとは同じ”ライン12”で5分ほど戻れば、カラフルな家が立ち並ぶブラーノ島です。
ガラス細工に興味のある人だけは、ムラーノ島でガラス博物館を訪れガラス製品を買うべきですが、そんなに興味ないな~という場合は、ブラーノ島とトルチェッロ島がおすすめです。
ブラーノ島のカラフルな家は写真で見る以上にかわいらしいですし、島の雰囲気ものんびりとしていて素敵です。
この島ではレース編みが伝統工芸だったので、いまでもレースのスカーフやハンカチなどが売っています。
トルチェッロ島は独特の静けさに包まれた島で、観光客のひしめく本島の喧噪とは別世界。
ほとんどなにもない島ですが、観るべきものはサンタ・マリア・アッスンタ聖堂。
夕方には閉まってしまうので、昼のうちに訪れましょう。
そのためにこのモデルコースでは、ブラーノ島より先にトルチェッロ島へ訪れる計画にしました。
ヴェネツィアを発つ日――4日目
このモデルコースでは、夕方までヴェネツィアで滞在できることとしました。
サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会
サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会は、まるで水に浮かぶ教会。
小さな島に教会のみが建っています。
本島と橋では接続されておらず、ヴァポレットで訪れる必要があります。
海に建つその姿がとても美しいので、ヴァポレットに乗っているときも甲板から眺めるのがおすすめです!
離島めぐり、その2=リド島
映画『ヴェニスに死す』の舞台となったリド島です。
過去には高級リゾート地で、今も映画祭がおこなわれる土地だけあって、ヴェネツィア離島の中では唯一、都会的な雰囲気の島です。
またリドでは車が通っていますので、バスに乗って観光することもできます。
でも短い滞在時間の場合は、バスに乗らずに徒歩で浜辺へ行きましょう。
ヴァポレットの停留所を降りたら、まっすぐメインストリートを歩けば10分ほどで砂浜に出ます。
ヴェネツィア観光における3つの注意点と対策
ヴェネツィアの観光について、少し注意すべき点と解決策を書きます。
効率的な観光のためには、迷子になりすぎないように
ヴェネツィア散策では迷宮都市で迷うのもひとつの醍醐味です。
とは言っても迷いまくった挙句、目当ての教会にたどり着かなかった……なんてことになったら寂しいですよね。
「ヴェネツィア観光、徒歩で市内散策したい方へ迷子にならないコツを伝授」の記事では、あまり道に迷わなくなる対策や、イタリア語での簡単な道の訊き方について書いています。
ゴンドラは少人数で乗ると割高になる
ゴンドラの乗船価格は2020年現在、30分80ユーロが相場となっています。
もちろん、生演奏を所望するなどオプションをつけると価格は変わります。
このゴンドラ、1人で乗っても6人で乗っても価格は変わりません。
ですので二人未満でゴンドラに乗りたい場合は、ほかの観光客を誘うとよいです。
そんな運良く、近くにゴンドラに乗りたい観光客がいるもの? しかも英語で「ヘイ、ユー! レッツ・ゴンドラ・トゥギャザー」なんて誘うキャラじゃないんだけど……
という場合は、あらかじめ”現地オプショナルツアー”に申し込んでおく方法もあります。
日本語で申し込めるサイトもいくつかあるので比較してみてね。
公式サイト 【VELTRA(ベルトラ)】ヴェネツィアの観光&アクティビティ
公式サイト 【MAPPLE アクティビティ】ヴェネツィアのオプショナルツアー
ヴェネツィア島内のホテルは高いが、メストレは治安が悪い
狭い島に観光客が押し寄せるヴェネツィアのホテルは、どうしても高騰します。
ヴェネツィアからバスで15分ほど――本土側のメストレ地区なら安いホテルがたくさんあります。
しかし夜のメストレはあまり治安がよくないので気をつけてください。
ヴェネツィアで夜景を楽しみたいとか、女性一人旅の場合はおすすめしません。
せまくても古くてもよいなら、常識的な値段のホテルに泊まれるので探してみてください。
ヴェネツィアなどイタリアのホテルを探すときにおすすめのサイトは、
の3つです。
管理人がイタリア国内旅行をしたときは、これら3つのサイトをパソコンのブラウザのタブでひらいて、比較しながら予約しました。
比較するのめんどくさいんだけど。どれが一番安いか教えてよ。
難しいなあ…… 経験から言うと、AgodaとBooking.comで安かったことが多いかな。でもすぐ売り切れるシングルルームは、この2つで完売していても、Expediaなら残っていたりするんだよ。
だから3つのサイトを見ちゃうんだけどね!
ヴェネツィアの治安については以下の記事に詳しく書いています。
参考記事 ヴェネツィアの治安は良い? 悪い? 【夜のメストレ地区に注意!】
もしものときの対策に海外旅行保険
海外旅行保険をかけていけば安心ですが、ヴェネツィアはホテル代やヴァポレット代がかかるのだから少しでも費用を抑えたいですよね。
管理人は付帯保険の充実したクレジットカードを作りました。というわけで――
海外旅行保険料が無料に? 丸井グループエポスカードの付帯保険が便利です。
海外旅行や、3ヶ月未満の短期留学ならマルイのエポスカードがおすすめ。海外旅行保険が充実してるから、管理人も短期留学前につくって持って行ったよ。
エポスカードが海外旅行のお供になる5つの理由
- 入会金無料、年会費もずっと無料
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- 自動的に海外旅行傷害保険がついてくる
(カードによっては「海外旅行費用を払った場合のみ」など条件付きのものもあるが、エポスカードは無条件) - 海外旅行保険の引受会社は、大手の三井住友海上火災保険。補償内容も手厚い。
- 海外旅行先でカードが不正利用された場合、61日前までさかのぼって全額補償
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とても役に立つ情報の配信を有難うございます。私たちは来年春にベニスに旅行に行こうとしているんですが、5月はホテルが高いので3月か4月にしようかと思ったりしています。ホテルの値段が3月の初旬だと特に安かったりしているのでどうかなと思うんですが。3月の初旬は寒すぎるとか雨が多いとかあるのでしょうか?
年によって違うのですが、日本よりは早く春がくる傾向にあります。
ヴェネツィアの春は雷雨が多いのですが、それも一日中降っているわけではなく、スコールのように一時です。
ただ3月はオフシーズンではあります。2月のカーニバルが終わったあとなので、一ヵ月くらいの休暇を取るレストランもあります。
とはいえ真夏に旅するよりずっとよいと思います。夏はリドが目当てでない限り、暑いのでおすすめしません。