以前の記事「ヴェネツィア短期留学に必要な費用と節約ポイント」でヴェネツィアで暮らすには自炊がおすすめです、と書きましたが、どんなメニューを自炊しているか書いたことがありませんでした。
留学前、物価が高く観光客のための街のように見えるヴェネツィアで、果たして暮らしていけるのか心配していたことを思い出しました。
ですので今回は、普段管理人がどんなものを買ってどんな料理をしているのか書いて行こうと思います。
ちなみに私の料理の基本路線は「安くて簡単で健康的」です。
もちろんおいしいことも同時に目指しています!
きのことベーコンのクリームパスタを作ります
今回作ったのは、今が旬のきのこを使ったパスタです。
パスタには市販のパスタソースを使い、思いっきりラクをしています。
イタリアのスーパーでみかける市販のパスタソースには、常温保存ができる瓶詰もしくは缶詰と、冷蔵になっているフレッシュソース、具も一緒に入っている冷凍のソースがあります。
おいしさは、冷凍→冷蔵→常温の順です。
日本のものも同様だと思いますが、ものすごく味の差があります!
今回使ったものは冷蔵保存のフレッシュタイプなので、まあまあおいしいものです。
ベーコンも、最初からダイス状に切ってあるものを買っています。
パラパラっとフライパンに投入するだけでよいので、らくちんです。
それぞれの食材に関するヴェネツィアのスーパーでの値段などは、以下の「材料」の項目に書いています。
きのことベーコンのクリームパスタの材料(一人分)
- きのこ 70~80グラムぐらい
- 玉ねぎ 大きいものなら半分ぐらい
- ベーコン(スモーク・パンチェッタ)50グラムぐらい
- ポルチーニのパスタソース 70グラムぐらい
- パスタ(形状はお好みで) 80グラムぐらい
- にんにく 1欠片
- 食塩 少々
- 白胡椒 少々
- オリーブオイル 大さじ1杯ぐらい
- バター 1欠片
今回使ったきのこはこれ!
名前は「ピオッピーニだけ」。
辞書で引いてみたところ、ナラタケの一種だそうです。
318グラムで1.88ユーロ。
4食分ぐらいになりました。
イタリアは一年を通してスーパーで見かけるきのこはマッシュルームしかありません。
きのこに関しては、明らかに日本のほうが豊富です。
ですので秋になって、マッシュルーム以外のきのこが並ぶとすぐに買っています。
たくさん入っていますが、きのこは冷凍できるので問題ありません。
実は今回も冷凍しておいたものを使いましたが、おいしくいただけました。
ベーコンはパンチェッタがおすすめ
写真上がベーコン、下がパスタソースです。
日本人にとってベーコンだと認識できる”生ハム”には、「スペック」と「パンチェッタ」があります。
使っている豚の部位が異なります。
スペックはショルダーベーコン、パンチェッタはいわゆる「ばら肉」「三枚肉」と呼ばれる部位を使った脂身多めのベーコンです。
料理にはパンチェッタのほうが旨味が出て合っていると思います。
生ハムのようにそのままオードブルやつまみに食べるなら、スペックがよいですよ!
大好物です。
上の写真のベーコンは、「パンチェッタ・アッフミカータ」。
「スモークしたパンチェッタ」の意味です。
私はスモークした香りが好きなので、いつもアッフミカータと書かれたものを選んでいますが、これは好みだと思います。
この商品は右上に「カルボナーラにぴったり」と書かれていますね。
真ん中から切って使えるので、保存に便利です。
ベーコン、100グラム×2パックで2ユーロ、パスタソースは1.19ユーロでした。
パスタソースは2人前ぐらいの分量かと思います。
パスタソースは「De Spar」というスーパーのプライベートブランドの商品です。
ちなみによく見かけるパンチェッタはこんな感じです
パスタはバリラ
ヴェネツィアは北イタリアですが、それでもスーパーには色々なメーカーのパスタが並んでいます。
値段によって確実に味が変わります・・・
安いと小麦の味が何もしない!
高いとパスタだけ食べてもおいしい。
そんな中、バリラのパスタはまあまあおいしくてお手頃価格です。
いつも500グラム0.5ユーロぐらいで買っています。
ヴェネツィアでは、一応元値はもう少し高いのですが、広告の品になったときしか買わないので普段の値段を覚えていません。
パスタは日持ちするのに、バリラのパスタは頻繁に広告の品になるので、元値で買ったことがないのです。
バリラ製品は明らかに日本でも買えますよね・・・。
きのことベーコンのクリームパスタの作り方
- パスタを塩ゆでします。
- 玉ねぎを洗ってみじん切りにし、にんにくとオリーブオイルで炒めます。
- フライパンにベーコンを追加します。
- 石づきを取って適当にばらしたきのこをフライパンに追加して炒めます。
- 火が通ったら、パスタソースとパスタの茹で汁を入れます。
- 茹で上がったパスタにパスタソースを絡め、仕上げに白胡椒を少々振り、バターをひとかけら落としたら完成です。
- お皿に盛り付けてからparmigiano reggiano(パルミジャーノ・レッジャーノ)を少し削ってかけると、さらに美味しくなります。
きのことベーコンのクリームパスタを食べてみた感想
普通においしかったです。
市販のパスタソースでも、自宅で野菜を入れると少し自然なあじわいに近づくのでおいしくなりますね。
でも「きのこクリームパスタ」系のソースは、Conadというスーパーのプライベートブランドのフレッシュソースがありまして、それがとってもおいしいんですよ。
今回食べたDe Sparのパスタソースも悪くはないんですが、明らかにConadの商品に軍配が上がりました。
Conadのソースを期待して食べたので、ちょっと残念だったというのが本音です!
でも調理時間20分程度で簡単でおいしかったので満足です。
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