6月のヴェネツィアへ旅行に行こうと思うんだけど、街を歩き回っていたら暑いのかな?
どんな気候なのか、住んでいる人の話を聞きたいな。
今回はこんな疑問 に、2016年からヴェネツィアに暮らしている筆者が答えます。
- 天気予報の数字だけでは分からない、リアルな体感の気候が分かる
- ヴェネツィアに持っていくべきものが分かる
ヴェネツィア旅行に役立つ記事はほかにもあるよ。以下 の見出しページを参照してね。
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ヴェネツィアの6月の気候
ヴェネツィアの気候に関する、よくある勘違い
- ヨーロッパの夏はカラっとしていて過ごしやすいんでしょ?
ヴェネツィアの6月の湿度はほとんどいつも70%台と高いです。 - ヨーロッパは冬に雨が降るから、夏は晴天の日が続くんだよね?
確かにヴェネツィアの降雨量は日本より少ない。でも雨が降る日数は決して少なくない。 - そうはいっても地中海気候なんだから……
ヴェネツィアは日本の本州と同じ温暖湿潤気候に属します。
以下、深掘りします。
ヴェネツィアの夏はカラっとしていない
ヴェネツィアはいつも湿度の高い土地です。
理由は海に囲まれている上、島の中にもたくさん運河がはしっているから。
一年中しっとりとした潮風が吹いているおかげで、筆者はヴェネツィアにいると肌の調子がとてもよいです。
といっても東京の夏の不快な湿度とは違うから安心して。
昼間は暑くても、朝や夕方は心地よい海風が吹くよ!
いつも晴れているわけじゃない
日本の梅雨や台風のように、毎日雨が降ったり集中豪雨が襲う季節があまりないので、統計上の降水量は少なく見えます。
でも住んでみるとよく小雨がパラパラっと降っています。
ヴェネツィアの気候帯は地中海性気候ではない
ヴェネツィアは地中海に面しているのに、地中海性気候ではなく温暖湿潤気候です。
季節風の影響で、大陸の東側にあると温暖湿潤気候になることが多いです。
そういえばヴェネツィアは、イタリア半島の東にある島だったね。
ヴェネツィアの6月の気候の特色
- 梅雨が無いのですぐに夏が来る。
- 日差しが強いので、天気予報の最高気温の数字より暑く感じる。
- 6月上旬は初夏、下旬は夏。
梅雨がない
イタリアには梅雨がないので、春→初夏→夏と一直線に暑くなります。
6月も下旬になればしっかり夏です。
筆者にとって東京の夏は厳しいけどすぐに終わるイメージ、一方ヴェネツィアの夏は早々にやってきて、東京の夏と比べれば不快ではないけれど延々と続くイメージです。
日差しが強い
イタリアの日差しはヴェネツィアだけでなく、ミラノでもローマでも強いです。
すでに4月頃から、晴れた日はサングラスがないと目があけられないような明るさ。
そのため天気予報の温度より体感が高く感じます。
ただしヴェネツィアは建物に囲まれた細い路地が多いため、日陰になる道がたくさんあるのは救い。
歩くのは暑いからとヴァポレットに乗ると、かえってつらかったりします。
ヴァポレットが運航するカナル・グランデ(大運河)はさえぎるものが何もないので、直射日光あび放題だから。
甲板に立って風を受けたいけど日差しは避けたいし……
中に入ると風が通らなくて蒸し暑いし……
こりゃ歩いた方がマシだったかにゃ?
夏にヴァポレットに乗ると、よくこういう状態になる。
6月上旬は初夏、下旬は夏
上旬はまだ初夏の陽気なので過ごしやすいです。昼の気温も25度をちょっと上回る程度。
でも6月下旬には大体毎日30度近くまで上がり、夏が早く来る年は30度越える日もあります。
6月のヴェネツィアと東京の気候を比較
東京とヴェネツィアの気候を比較するためのグラフです。
最高気温、最低気温の平均値、6月1ヶ月間の降水量合計、それから雨の降った日数を載せました。
6月のヴェネツィアに持っていくべきもの
服飾関係
- サングラス
- 長袖の羽織るもの
- 歩きやすい丈夫な靴
日差しが強いのでサングラスは必須
日本ではサングラスを使わない人でも、ヴェネツィア旅行には持ってきましょう。
サングラスがないと建物を見上げることができません。
素敵な窓枠、装飾のついたバルコニーの手すり、教会の聖人像などきっと見上げたくなるので、サングラスは必須です。
長袖の羽織るものは夕方だけでなく……
6月だとまだ朝や夕方は気温が下がることもあるので、長袖のはおるものがあると便利です。
「夕方にはホテルに戻る予定だから」という場合でも、市内観光に持っていきましょう。
なぜならサン・マルコ寺院などの教会施設では、肩を出した服装だと入れないことがあるからです。
半袖なら入れますが教会の中は外とはうってかわって涼しい!
絵画や彫刻をじっくりと見ていると冷えてきますので、羽織るものがあったほうが安心です。
サンダルの季節だけど歩きやすさを重視して
6月のヴェネツィア、足元のおしゃれはサンダルの季節です。
でも硬い石畳の道をたくさん歩いて観光することになるので、歩きやすい靴を選びましょう。
筆者はヴェネツィアに留学して、日本で何年もはいていた靴の底が、ヴェネツィアでは数ヶ月でボロボロになってしまったので驚きました。
あまり大切な靴ははかないほうがよいですよ!
ヴェネツィア散策に持っていくもの
- オペラグラス
- 日焼け止めクリームか帽子(日傘は狭い道が多いので難しい)
- 折り畳み傘(天気予報をチェック)
- 水筒かペットボトル
薄暗い教会でオペラグラスが大活躍
劇場でオペラを観る予定がなくてもオペラグラスを持っていきましょう。
薄暗い教会の中で高いところに描かれた天井画を見上げたり、彫刻の表情を鑑賞したりするのに役立ちます。
紫外線対策はしっかりと
日差しが強いのでサングラスだけでなく、日焼け止めクリームをぬったり帽子をかぶったりという対策をしたいところです。
狭い道にたくさん観光客が行き交っているので、日傘は邪魔になってしまいます。
天気予報をチェックして折り畳み傘を
天気予報はGoogleの天気予報で構いません。「ヴェネツィア 天気」とググれば出てきます。
雨が降りそうなときは折り畳み傘を鞄に入れていきましょう。
もし折り畳み傘を忘れても、雨が降るとみやげ物屋や新聞スタンドなど色々な店が傘やレインコートを売るから現地で買えるよ。
こうしたいかにも観光客向けっぽい傘が買えるので、自分用のおみやげだと思えば良いかも。
筆者はしょっちゅう傘を持たずに家を出てしまうせいで、住人なのにおみやげっぽい傘が増えてしまう……
水分補給も忘れずに
6月下旬にヴェネツィアを訪れる場合は、昼間に街を散策するとかなり暑いです。
おすすめの方法は、事前にスーパーで500ml×6本入りの水を買っておくことです。
バールやタバッキで買うと高くなるので、スーパーを利用しましょう。
海外旅行に忘れがちなもの
- 機内持ち込みのための液体用品袋
- 服は圧縮袋に入れるとかさばらないし、分類できて便利
- クレジットカードがあれば急な出費にも安心
歯磨き粉やリップクリームも液体に含まれる
飛行機の機内に液体・ジェルを持ち込むときは、
- 100ml以下の容器に入っていること
- 合計で縦横の合計が40cm以内の透明な袋に入れること
という決まりがあります。
そのほかに筆者が飛行機に乗るとき持ち込みたいグッズは、
- 折り畳み式のコップ
- 折り畳み式のスリッパ
- アイマスク(肌にやさしいシルク製)
などです。枕を持って入る人も多いですね。
服は圧縮袋で分類
洋服は日程ごとにまとめて1つの袋に入れておきます。
夜、疲れてホテルに着いてからスーツケースの整理をするのは面倒ですよね。
1日ごとに服を分けておけば、明日着る服をさっと用意できます。
旅行用の圧縮袋は透明で中が見えるもので、掃除機などを使わず空気を抜けるものを選びましょう。
万一の時のために、クレジットカード
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