短期留学のために準備するべきことを順を追って説明します。

イタリア短期留学手順書のアイキャッチ画像 短期留学
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留学してみたい!と興味があっても、やるべきことはたくさんありそうだし、どこから手を付けていいか迷いますよね。
管理人も留学する前は、どうやって登ったらいいか分からない山の前に立ち尽くしているような気分になりました。

このページでは、2回の短期留学を経験したあと2016年からヴェネツィアに暮らしている管理人が

  • 留学する街の決め方
  • イタリアに音楽留学する場合、どうやって先生を探してコンタクトを取るか
  • 短期留学中のホームステイ先や学生寮の探し方
  • 音楽留学における練習場所の確保について
  • 留学エージェントってどう? 有料エージェントと無料エージェントの違い
  • なるべく安く自分にあった航空券を探す方法と、失敗しないフライトの選び方
  • ビザがいらない3ヶ月未満の留学に留学保険は必要か?
  • クレジットカード付帯保険の補償を受けられないケースとは?

などの疑問について説明していきます。

これを読めばあなたも、留学準備についてはっきりとしたイメージを持つことができますよ

管理人はイタリアの先生に声楽レッスンを受けるため、2016年4月に15日間ほど短期留学をしました。
この短期留学で師事したい先生を決めることができたので、音楽院への進学を決意し、2016年9月に音楽院受験のために4週間の短期留学をしました。
この2回の短期留学では、それぞれ異なる留学エージェントのお世話になりましたので、その体験談についてもふれています。

管理人自身の経験だけでなく、ヴェネツィアの語学学校で出会った友人たちの証言をもとに書いていきますので、どうぞ参考にされてください!

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語学留学の場合は滞在したい街を、
音楽留学の場合は習いたい先生を決める

まず最初に、どの国のどの町に留学するかを決める必要がありますよね!

語学留学の場合はどうやって自分にあった留学先を決めればいい?

語学留学の場合は、治安や街の規模、アクセスの利便性などから考えることになりますが、一番大切なのは語学学校があるかどうかでしょう。

このヴェルヴェッティーノのブログのように、実際に留学している人の日記を読むと街の雰囲気も伝わってくると思いますので、気になる街があったら口コミを探してみましょう。

例えば留学総合サイトを謳っているSchool Withなら日本最大級の口コミ数があります。

音楽留学の場合の留学先の決め方

一方、音楽留学の場合は師事したい先生から留学場所を決めることになります。むしろ、マスタークラスなどで指導力や人柄に惚れ込んだ先生がいらっしゃって、その人に習うために留学を決意するという順番のほうが自然かも知れません。

また、師事したい先生は決まっていないけれど、イタリア語で生活し、本場の文化を肌で感じながら、イタリア人の先生に習いたいという場合もあるでしょう。

管理人の場合は後者に近く、バロックオペラの生まれたイタリアで本格的に古楽を学びたいという動機から留学を決意したので、古楽科が設置されていてEU圏外学生枠がある学校を探すことから始め、学校をしぼる形で先生を探しました。


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師事したい先生にコンタクトをとる

もし、師事したい先生が音楽院で教えている場合は、その音楽院のWEBサイトに先生のメールアドレスが記載されていることが多いです。

まずは音楽院のサイトへ行き、メニューから「Docenti」という項目を探しましょう。音楽院のサイトはそれぞれの学校で異なりますが、ファミリーネームのアルファベット順や、教えている科目・楽器の順などで表示されることが多いようです。

もし音楽院のサイトにメールアドレスが載っていない場合は、その先生自身がアーティストとしてWEBサイトを持っていることもあります。そのContact欄から連絡を取ることもできますね。

突然メールをして大丈夫?

イタリアの先生にはイタリア語で、フランスの先生にはフランス語でメールを書きましょう。ヨーロッパの音楽家はほぼ全員、英語の読み書き・会話ができますが、その国の言葉でメールをしたほうが返信をいただける確率が高くなります。

またメールを書くときはフォーマルな形式で書きましょう。
イタリア語なら、

  • Gentile(親愛なる)で書き始める
  • 相手のファミリーネームには「教授 Professore(女性の先生ならProfessoressa)」や「先生 Maestro(女性の先生ならMaestra)」などの敬称をつける
  • Cordiali saluti(「敬具」のような決まり言葉)で終わる

などです。

言語に不安があるときは・・・

管理人が2016年4月に留学した際は、実はイタリア語に不安があったので、直接先生方にメールを書くことはせず、音楽留学専門のエージェントを通して連絡してもらいました
その結果、師事したい先生が2人いらっしゃったのですが、両方の先生に快諾していただき、望み通りレッスンを受けることができました。

ただし音楽留学専門のエージェントは決して安くありません。音楽大学の友人・知人や、同門の先輩のツテをたどって連絡を取ることができるなら、それに越したことはありません。
管理人の場合は、身の回りに古楽でイタリア留学した人がいなかったため、安くない金額を払ってエージェントにお願いしました。

留学中の住居の探し方、練習場所の確保について

短期留学中どこに住むのか、大切ですよね!
これにはシンプルな解決法があります。

それはすなわち、語学学校に通うこと! 

そう、たとえ音楽留学が目的であっても、です。
語学学校に登録すると住む場所を手配してくれますし、語学学校なら英語が通じますのでコミュニケーションもスムーズです。

留学したい街に語学学校があるかどうか、「language school+街の名前」で検索してみましょう!

ちなみにこのページのタイトル画像は、管理人が2016年4月の短期留学中に泊まっていた学生寮の中庭です。
もとは修道院だった建物で、しずかな雰囲気が素敵でした。
ヴェネツィアの語学学校で紹介してもらいました。

建物の中はこんな感じでした。

寮の廊下

音楽留学の場合、練習場所はどうやってみつけられる?

練習場所の候補としては以下の通りです。

  1. ホームステイ先が楽器演奏可能
  2. 学生寮に練習できるスペースがある
  3. コレペティの先生の自宅で練習できる

管理人の場合は、上記の1と2を経験しました。

どのようにみつけたかというと、1回目の留学時は音楽留学専門のエージェントに高い手数料を支払ったので、楽器演奏可能なステイ先を紹介してもらいました
2回目は、ヴェネツィアの語学学校「Istituto Venezia」が、「声楽の練習が可能なホームステイ先」などの要望に応えてくれました

実際には紆余曲折があり複雑なのですが、長くなるのでここでは割愛します。

ヴェネツィア内の学生寮には、入居者が自由に使えるピアノが置いてある寮もあります。
こうした寮には音楽院の学生が暮らしていることが多いです。

大きな駅や空港に自由に弾けるピアノが置いてあるのを見ると、イタリアでは日本より音楽が身近なのかも知れないと感じます。
ですので日本と比べ、楽器演奏の騒音問題に厳しくない印象です。

声楽家のレッスンだけでなく、コレペティのレッスンも受ける場合、「コレペティの先生の自宅レッスン=練習場所」になっているケースも見ました。

また音楽院の学生に知り合いがいるおかげで、入学前に音楽院の教室で練習していた留学生もいましたが、本来、音楽院は部外者立ち入り禁止です。
門番によっては入れてくれませんので、お気を付けください。

留学エージェントってどう?

語学学校はどこでも英語が通じますが、

  • はじめての留学で、ヴェルヴェッティーノのサイトを読んだだけじゃ手順がよく分からない!
  • 会社員として働いているから、留学の手配のための時間がない。
  • 語学学校やステイ先の契約など、大きな金額に関わる契約を英語で行うのは不安・・・

――という場合はエージェントを利用するのもひとつの方法だと思います。

留学エージェントに関する管理人の体験談

管理人自身は2回の短期留学とも留学エージェントのお世話になっています。

が、1回目はその金額に、2回目は仕事の質に、釈然としないものを感じたので、管理人がお世話になったエージェントさんはここではお勧めしないことにします・・・。

ただし1回目に利用した音楽留学専門のエージェント会社のおかげで、今の長期留学へとつながったので感謝しています。

一方2回目の音楽院受験時は、イタリア留学専門の無料エージェントを利用しました。
無料の理由は、語学学校から紹介料を受け取る仕組みだからです。

しかしイタリア留学しか扱っていない小さな会社で、社長がほとんど一人で回していたため忙しすぎたのでしょう・・・ミスが多発しました。
語学学校で出会ったほかの日本人が、「うちのお母さんが電話でエージェントをしかった」と話していたほど・・・。
社長さんご自身がイタリア留学経験者で、無料個別面談時には色々とイタリアの留学体験談を聞くことができたのに残念です。

留学エージェントの探し方

無料の留学エージェントにも大手の会社が参入しています。
大きなところは複数の国を扱っていますが、英語圏が大半を占めます。
32ヵ国を扱っているSchool Withぐらいの大手になれば、イタリアも含まれています。

まずは無料の資料請求

イタリアを扱っている留学エージェントのサイトをいくつか見て、資料請求するところから始めましょう。

ひとつひとつの会社に住所やメールアドレスをうちこむのが面倒な場合は、HAPPY留学は、賢い情報収集から!
「留学くらべーる」で無料一括資料請求♪<留学くらべーる>
で複数の留学エージェントの資料請求が一度にできます。

資料請求の段階で「イタリア」を選択できるので、「英語圏のエージェントばかり・・・」というわずらわしさから解放されます。

無料相談で信頼できるかどうか会社の雰囲気を判断しよう

ほとんどのエージェントが無料相談を設けていますので、気になったところに相談しに行って、会社の雰囲気を見て決めるとよいと思います。
落ち着いて業務を進めている職場かどうかは、実際に足を運んで肌で感じるのが一番ですが、遠方に住んでいる方はオンラインでの相談という方法もアリですね。
上記のSchool Withですと、

  • LINE
  • メール
  • Skype

などの方法が選べるようです。

日程が決まったら航空券や電車の切符を予約しよう!

語学学校に申し込み、ホームステイ先が決まり、師事したい先生のレッスン日が決まったら、次は航空券の購入です!
一般的に、出発日が近づくほど航空券の金額は上がる傾向にあります。
とはいえ、”正規割引航空券”や”格安航空券”は通常、変更やキャンセルに料金が発生しますので、日程や出発時間などは慎重に決めましょう(詳細は各航空会社の規定をご覧ください)。
管理人は半年以上前から、上司に休暇の許可をお願いしておきました。
会社員の場合、確実に休めると分からないと怖くて航空券を予約しづらいですよね・・・

航空券の購入手順

航空券比較サイトで、エアライン、金額、トランジット、時間を一度に検索

管理人はいつも、複数の航空会社の航空券を一度に調べられるので「スカイスキャナー」で検索しています。

出発地と出発日、目的地と現地出発日を入力すると、日本のみならず海外の旅行代理店の情報も含めて横断的に行き方、金額を提示してくれるので、最安値がみつけやすく、便利です。

東京発着の場合、「TYO」と入力すると、成田空港と羽田空港両方を含めることができるよ。

ショッピングサイト「楽天」ヘビーユーザーのあなたは・・・

楽天カード会員で、かつ、楽天市場で毎月ダイヤモンド会員やプラチナ会員になっているお得意様に限り楽天トラベルがお得になります。
航空券の購入に楽天ポイントが利用できる上、楽天トラベル利用ポイント1%+楽天カード利用ポイント1%が付与されるそうです(管理人の母は国内一人旅が趣味なのですが、旅館やホテルの予約にいつも使っています)

航空券購入の際のチェックポイント

管理人が航空券購入の際に気を付けていることを、以下スカイスキャナーのサイトで比較した場合を例にとって書いていきます。

スカイスキャナーで航空券を検索すると、様々な経路が値段や時間と共に表示されます。

一番安い航空券はこれだニャ・・・ポチっと
ちょっと待って!
購入前に気を付けた方がよいポイントがいくつかあるよ!
  1. 「スカイスキャナー」は航空券比較サイトなので、実際の購入は旅行代理店から行うことになります。ここで信頼できる旅行代理店かチェックしましょう。
    これまでの利用者の評価を5段階評価の☆の数で知ることが出来ます
    また「日本語の問合せ窓口なし」と書いてある場合は、管理人は不安なので避けています・・・ヨーロッパへ行く航空券は10万近い買い物ですから、数千円高くても安全に購入したいですよね。
  2. エミレーツ航空やカタール航空のような中東で乗り換える航空会社の場合は、到着日が翌日になる場合があります
    ホームステイ開始の契約日などに注意して、出発日を選択しましょう。
  3. 空港によって必要な乗り継ぎ時間は異なります
    例えばウィーン空港はコンパクトにまとまっていて乗り継ぎ時間は比較的短くて済みます。
    逆に巨大なドバイ空港では、乗り継ぎの際に無人シャトルバスによるターミナル移動が必要になります。
    一般的に2~4時間の乗り継ぎ時間が安心だとされていますが、空港によっても異なるので留意しましょう。
  4. 郊外住み限定! 国際便の場合、離陸時刻の約3時間前に空港に到着している必要があります。始発電車の時刻に注意しましょう!

日本から、イタリア国内の特急券予約をしておこう

留学中に旅行すると決めているなら、出発前に日本から特急券を予約するしておくと安心です。

管理人は1回目の短期留学時、ヴェネツィアとミラノ、2つの街でレッスンを受けることになっていたので、ヴェネツィアからミラノ行きの特急列車のチケットを日本から購入しました。
また帰りのミラノ中央駅からマルペンサ空港への切符も買っておきました。

なお、「Trenitalia」(トレニタリア・・・日本のJRのような元国鉄の鉄道会社)のサイトは英語でも利用でき、特急券なら座席指定も可能です。予約後はQRコードのついたチケットをプリントアウトするか、スマホにダウンロードすることで、切符+特急券として利用できます。

特急券ではなく普通乗車券の場合は、時刻・座席指定をしないので、乗車前に必ず「Timbro(刻印)」が必要です。忘れて乗車した場合、車内検札時に罰金を請求されますので、必ず刻印の機械に切符を差し込みましょう!

曲を決めて、楽譜のコピーを用意しよう

音楽留学の場合は、どの曲を見てもらうかを決めて、楽譜のコピーを用意しましょう。

伴奏者がいるかどうか分からないなら、自分用、先生用、伴奏者用あわせて3部ずつ用意する必要がありますね。
どんなレッスンを受けられるのか想像しながら曲を選ぶのは、ワクワクしますよね!

複数の先生のレッスンを受ける計画なら、あえて同じ曲を持っていくと、それぞれの先生の指導法の違いが明確になり、自分により合っている先生をみつけられます。

また曲を決めたら、あいさつも兼ねて先生にメールを書いて伝えましょう
管理人は最初の連絡はエージェントに依頼しましたが、あいさつメールはイタリア語で入れました。
でもレッスン自体は英語で受けた覚えがあります・・・

3ヶ月未満の留学に保険加入は必要か?

最後は、海外旅行に行くときにする準備と同様、パスポートの期限を確認したり、保険に加入したり、洋服を考えて荷物を詰めたり・・・。

3ヶ月を越えるイタリア留学にはビザが必要です。
ビザの発行のためには、留学期間をカバーする保険に加入しなければなりません。

ですが3ヶ月未満の短期留学の場合、保険加入の義務はありません。

管理人は、2週間の短期留学のときはクレジットカードの付帯保険のみで渡航しました。
一方4週間の留学のときは、期間が長くなるので海外旅行保険に加入しました
大手だと、AIG損保の留学生用プランが有名ですね(管理人が留学したときは「AIU損保」だったのですが合併により名前が変わったようです)。

なお就学ビザを申請する場合は、クレジットカードの付帯保険ではなく、補償額の高い有料の保険に加入する必要があります。

イタリア留学でビザが必要になるのは、日本国籍を持っている場合、90日を越える留学です。
90日までの短期留学ならビザの手続きは必要ありません。

クレジットカードの付帯保険は「利用付帯」条件に注意!

2週間の短期留学当時、管理人が使っていたクレジットカードは楽天カードでした。
新規入会キャンペーンが太っ腹だし、ポイント還元率も高いし、年会費無料だし、色々とお得ですよね!

でも留学前に調べたら、海外旅行保険が適用されるには「出国前に旅行代金を楽天カードで支払っていること」という条件がありました。
これは家から空港までの交通費でもよいそうですが・・・管理人は飛行機のチケット代を楽天カードで支払いました。

あなたがお持ちのクレジットカードにもこうした利用条件があるかも知れません。
カード会社のWEBサイトをよく読んで、不明点は問い合わせましょう!

クレジットカードを2枚持てば、付帯保険は合算できる

メインで使っているカード1枚だけでは補償額が低い場合、クレジットカードを複数枚持っていくことで補償額を引き上げることができます

詳しく書くと、「死亡・後遺障害の補償金額」については高いほうの補償額が選択されるのですが、そのほかの「傷害治療費用(ケガの治療費)」「疾病治療費用(渡航先で病気にかかったとき)」「携行品損害(持っていったものが壊れた)」などは、複数枚のクレジットカードの補償額を合算することができるのです。

管理人は留学前に様々な年会費無料のカードを調べた結果、丸井の「エポスカード」を作りました。
理由は、疾病治療費用が270万円と手厚かったからです。
その分、死亡・後遺障害は500万円までと低いのですが、死亡・後遺障害については前述したように合算ではなく高いほうの補償額を選択できます。
楽天カードが2000万円までと高い補償額だったので問題ありませんでした。

なお、エポスカードに「利用付帯条件」はありません。海外旅行・留学に持っていくだけでOKです。

まとめ

これで「短期留学準備の手順」は終わります。
留学準備、簡単そうだな」と思っていただけたら嬉しいです!

なおイタリアの国立音楽院への留学準備は本当に煩雑で、音楽のことが頭の片隅に追いやられるほどだったので、それと比べたら短期留学の準備はらくらくですよ♪

管理人もはじめての短期留学前は、実際に留学した人のブログを色々と読んで参考にさせていただきました。
海外旅行には慣れていてもツアー旅行しかしたことがなかったので、海外一人旅には不安もありました。

この記事を読んでくださった方が満足いく短期留学をされることを願っています!

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